経営目的、経営目標、経営活動、経営環境、経営資源、コンプライアンス、ステークホルダー
経営戦略に関係する用語を説明します。

企業戦略に関する教養書として,中国の春秋時代(紀元前5世紀頃)に著わされた「孫子」がよく読まれています。
「上兵は謀を伐つ。其の次ぎは交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む。攻城の法は、已むを得ざるが為めなり。」
・軍事力の最高の運用法は、敵の策謀を未然に打ち破ることである。
・その次は敵国と友好国との同盟関係を断ち切ることである。
・その次は敵の野戦軍を撃破することである。
・最も劣るのは敵の城を攻撃することである。
というような名言が多くあります。
参考:金谷 治「孫子の兵法」
だからといって,戦術や戦闘をないがしろにはできません。戦略を効果的・効率的に実現するには,適切な戦術や戦闘が必要になります。戦略を具体的な企業活動に結びつけるのが戦術・戦闘だといえます。また,戦術や戦闘の能力により戦略も変ってきますし,それらの能力を高めることを戦略にすることもあります。
内部環境は経営活動により変化させることができますが,外部環境を自社の力で変更するのは一般的には困難です。外部環境にあわせて自社の経営活動を変化させることになります。
経営とは,経営目標を効果的に達成するために,経営環境の制約のもとで経営資源をいかに獲得して活用するかを意思決定して,企業活動を行なうことだといえます。
(蛇足)
ついでですから,もっとみなさんを煙に巻いておきましょう。上のことを,数学的に表現すると図のようになります。

みなさんは「経営」というと,役員や企画スタッフの問題であり,自分には関係のないことだと思うかもしれません。
サイモンは「経営とは意思決定である」といいました。企業全体レベルでの経営では,企業を取り巻く環境に対して企業の持つ経営資源を有効に用いる意思決定をすることにより,企業目的を達成することだといえます。それと同様に,○○部では全社方針という環境に対して,自部の持つ経営資源を活用して自部の任務を効果的に達成するための意思決定が求められます。△△担当でも同様です。
このように,あなたの所属や地位がどのようなものであっても,(全社的な重要性は異なりますが)「経営」をしているのです。

ややいいかげんな話ですが・・・。経営を英語でいえばマネジメントです。マネージャはマネジメントをする人です。スーパーなどではあるコーナーを担当する人をフロアマネージャといいますね。あの人たちも売場のマネジメント,すなわち経営をしているのです。コジツケかな?
でも、一般に「経営」という場合、企業経営、すなわちトップマネジメントのことを指します。