費用対効果、TCO
情報システムを維持運営するのに要する全費用をTCO(Total Cost of Ownership)といいます。
例えば、パソコン購入でのハード・ソフトなどの直接費用は10~20万円程度ですが、それの管理費用、ネットワークへの接続、ソフトウェアのアップデート、セキュリティ対策、利用者への教育や支援などを考慮すると、それの数倍かかるといわれています。しかも、それらの大部分はシスアドや情報システム部門の人件費など「見えない」費用の割合が大きいのです。
また、情報システムの開発では、開発に直接かかる費用以外に、利用部門も多くの労力がかかります。開発した後でも、運用にかかる多様な費用がかかります。さらに、より使いやすくするとか、環境が変化するなどにより、改訂が必要になります。
それらのため、システムを構築してから廃棄されるまでの維持費用は、開発時に要した費用よりも大きくなることもあります。このような費用を事前に把握して、検討することが重要なのですが、かなり「見にくい」ものです。