BtoCでは、代金の支払いをどのような手段で行なうかが重要な課題になります。主な支払手段には次の種類があります(支払手段の利用度)。
オフライン決済
インターネットでは単に注文を受けるだけで、実際の支払いは実社会で行なう方法です。支払が便利になるわけではありませんが、従来からの方式と同じなので安心できます。
- 銀行振込・郵便為替
注文時あるいは商品納入後に銀行振込や郵便為替で送金する。
- 代金引換
宅配されたときに宅配者に代金を現金で支払う。
- コンビニでの現金支払い
商品を指定のコンビニや駅のキオスクに送ってもらい、そこで代金を払って商品を受け取る。
従来の決済方法のオンライン化
- インターネット・バンキング
銀行口座からの振込をインターネットで行なう。
- クレジットカード番号のオンライン通知
クレジットカードやデビットカード(キャッシュカード)の番号をインターネットで店舗に送り、店舗から代金をクレジット会社や銀行に請求する。
- プロバイダ代行
インターネットプロバイダの運営するサイトで購入手続きをして、代金は加入料金に加算することにより支払う。
電子マネー
- プリペイドカード型電子マネー
テレフォンカードのようなカードを購入します。代金を支払うときは、そのカードをパソコンに挿入したり、カード番号を入力することにより行います。
- サーバー型電子マネー
利用者は事前に電子マネー運営事業者に現金を納入しておきます。そして、代金を支払うときは、そこから指定した支払先に振り込みます。電子マネー運営事業者が銀行と同じ役割になります。この形態は、1990年代にデジキャッシュ社やモンデックス社が開業しましたが、あまり普及しませんでした。
- 特定利用の電子マネー
インターネットゲームなどの主催者が、電子マネー運営事業者のような機能をもち、ゲーム利用代金をそれから引き落とします。ゲームが成功したときには賞金を与えます。特定用途だけに使え、実社会での貨幣に換えることができないのが特徴です。
エスクローサービス
エスクロー(escrow)サービスとは、店舗と消費者の間の仲介をして、取引の安全を保証する仕組みです。
消費者が買い物をしたとき、その代金をエスクローサービス事業者に預託します。店舗は、その預託を確認してから配送するので、代金を必ず受け取れます。消費者は、商品が良品であることを確認した時点で、エスクローサービス事業者に店舗への送金許可を行うので、詐欺にあう危険がありません。安全な決済手段ですが、一般の取引では未だ普及していません。