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SCMへの発展

キーワード

SCM、MRP、TOC


MRPからSCMへ

ある製品を1つ作るのにどの部品がいくつ必要かを計算することを部品展開といいます。そのとき在庫があれば,それを差し引く所要資材必要量計算をします。さらに部品の調達や組立加工に必要な時間を考慮すると,部品をいつどれだけ発注するかが計算できます。そのような情報システムをMRPといいます。MRPは,1960年代に既にコンピュータに組み込まれていました。それが次第に,配送時間を組み込んだり,原価計算を取り入れたりして発展してきました。それがERPでありBPRです。そして、主に企業内を対象にしたBPRを企業間連携へと発展させたものがSCMだといえます。

MRPからSCMへの発展図

PERTからTOCへ

製造業ではプロジェクトの最適化が重要です。ある製品を世に出すには,企画,設計,試作,テスト,生産,販売など多様な作業がありますが,その作業の中には前工程が完了しないと着手できない作業や他の作業と並行して進められる作業もあります。作業間の関係をモデル化して,最初の着手日から最終の完了日までの期間を最短にする数学的手法にPERTがあります。これを用いると,これが遅れると全体のスケジュールが遅れるという作業の組が得られます。それをクリティカルパスといいますが,そのクリティカルになる作業を重点的に管理することがプロジェクト管理のポイントになります。このPERTおよびその発展のツールは,建設業を中心に広く利用されています。

MRPからSCMへの発展図

ゴールドラットは,70年代後半から1980年代にかけて,このようなスケジュール管理に画期的な理論であるTOC(Theory Of Constrains:制約条件の理論)を開発しました。その理論を簡単に示すのは困難ですが,ボトルネック(クリティカルの原因となる作業)に注目して,それをフル稼働させれことを基準として,それに合わせて他の作業をコントロールするという考え方です。TOCは,単なる数学的な手法としてだけでなく,生産改善や経営のしかたに大きな影響を与える考え方です。これがSCMの概念と非常に一致することから,製造業を中心に普及してきました。


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