EC、特にBtoCにおいては、自社Webサイトにアクセスしてもらい、販売など目的のページまで到達してもらうことが重要です。その対策をWebマーケティングといいます。ここでは、自社Webサイトへのアクセスを増やすためのWeb広告を中心に説明します。
Webページを閲覧するには、閲覧者がWebサーバにHTTPコマンドで情報を送ります。その情報には、アクセス元(注)のIPアドレスとドメイン名、アクセス日時、そのページに滞在した時間、直前のWebページURL、閲覧者パソコンのOS名とブラウザ名などが含まれています。
そのアクセスログはWebサーバで記録することができます。それを用いて、自社サイトへの訪問者が、「どこから訪れたか」「自社サイトのページをどのように移行したか」などを調べることをアクセスログ分析といいます。アクセスログ解析用のソフトもありますし、Webサーバ運営を外注している場合、解析サービスも提供されることが通常です。
(注)アクセス元は必ずしも閲覧者ではありません。プロバイダのサーバを通してアクセスされたときは、そのサーバがアクセス元となるのが通常です。個人を特定するために、クッキーを用いることもできますが、個人情報保護の観点から、クッキーの利用を警戒する閲覧者もいます。
アクセス解析ソフト最も単純なのは、上述のアクセスログを解析対象とするアクセスログ型です。しかし、Webサーバとブラウザの間にプロキシーサーバがある場合、ブラウザにキャッシュがある場合などは、再度同一ページをアクセスしても、プロキシーサーバやキャッシュからページが参照されるので、アクセスログはとられません。このように、アクセスログ型では精緻な解析はできません。
ビーコン型とは、WebページにJavaScriptなどのプログラムを埋め込んでおき、そのページが閲覧されるだびに、プログラムにより情報を入手する方法です。
パケットキャプチャ型とは、管理しているネットワークに流れているパケットを拾い、Webアクセスのものを取り込みます。負荷分散のために複数のサーバを利用している場合、それらをまとめて管理するのに適しています。
事前にWebページを閲覧しようとしてURLを入力することはむしろ少なく、多くの場合は検索エンジンや他のWebページからのリンクによって、(たまたま)そのページに到達するのです。検索エンジンの場合、その検索に該当しても、上位に表示されなければ閲覧される機会はあまりありません。それで、検索エンジンの上位に表示されるための工夫が求められます。それをSEOといい、それをサービスとしている業者もいます。
SEOのなかには「裏ワザ」的なものもありますが、検索エンジン側もそれを避ける対策をしており、逆効果もあるといわれています。それよりも、信頼のある(上位に表示されている)サイトからリンクされていること、検索されやすいキーワードをページのタイトルや見出しとなるタグに入れておくことなどが効果的だといわれています。
せっかく自社Webサイトへの訪問があっても、自社の目的(受注など)が達成できなければサイト運営の効果がありません。最終的成果を得る割合をコンバージョン(Conversion)率といいます。コンバージョン率を決定する要素に、直帰率と離脱率があります。
アクセスログを解析して閲覧者の心理状態を把握して、Webページの体裁やコンテンツを改善することが大切です。