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情報倫理・セキュリティ
ウイルスの種類
キーワード
マクロウイルス、トロイの木馬、ボット、スパイウェア
ウイルスには,感染経路や発病状況などにより多くの種類があります。そのうち主なものを掲げますが,それらは広義・狭義の解釈があり,また,同じものに異なる用語を用いることもあるため,必ずしも厳密な定義ではありません。
- ブーストラップ・ウイルス
- 一般のウイルスはネットワークを通して感染しますが,これはフロッピー(CD-ROMやUSBメモリなども含む)から感染するウイルスです。通常のウイルスは普通のファイルとして存在しますが,これはフロッピーのブーストラップ部分に入っています。パソコンに電源を入れると,まずフロッピーが挿入されているかどうかチェックして,挿入されているとブーストラップ部分を読みます。そこにウイルスが潜んでいると,電源を入れただけで感染してしまいます。
- マクロウイルス
- マクロウイルスとは,Word,Excelなどのマクロ命令の中にウイルスを忍ばせたものです。このうち,HTMLのスクリプト言語のなかにウイルスを忍ばせせたものをスクリプトウイルスといいます。
- トロイの木馬
- トロイの木馬は,一般的には潜伏機能をもち,何らかの引金(特定の日時になる,インターネットを介して外部からの指示があるなど)により発病するウイルス(ワーム)です。攻撃者がそのパソコンを操れるようにしたプログラム(バックドア)や,ほかのマルウェアをダウンロード/インストールするプログラム(ダウンローダ)が多くなっています。
- ボット
- 検索エンジンなどのロボットプログラムから派生した用語です。トロイの木馬は,感染したパソコンを遠隔操作できるようにしますが,それ自体には他のパソコンに伝染させる機能はもっていないのが通常です。ボットは,遠隔操作可能で,しかも自己伝染機能をもっています。ボットにより形成された不正行動のためのネットワークをボットネットといいますが,ダウンローダ型のトロイの木馬と組み合わせることにより,簡単にボットネットを構築することができます。
- スパイウェア
- スパイウェア(Spyware)は,,アプリケーションソフトに添付されているソフトで,利用者の利用状況や個人情報を収集するものです。本来,アプリケーションソフトの機能の一環として用いるもので,不正なものではありません。しかし,それを悪用すると,勝手にスパイウェアを侵入させて,多様な情報を盗み出すことができます。キーボードの操作記録を無断で収集するものすらあります。
- ファイル交換ウイルス
- ファイル共有ソフトに感染するウイルスです。ファイル共有ソフトは,パソコンの共有ファイルを他のパソコンと共有するためのソフトで,これ自体は不正なものではありません。しかし,ウイルスに感染すると,パソコンのファイル全体を共有ファイルとされてしまい,個人情報などの機密情報が漏洩するトラブルが起こります。
- クッキー(Cookie)
- Webページを閲覧するプロトコルでは,先に入力したデータやアクセスした内容などを次にアクセスするまで保管できません。それでは不便なので,クッキーと呼ばれる少量のデータを利用者のパソコンに送り込んでおき,次にアクセスしたときにそれを読み込むことが行われます。これは標準機能であり,不正手段ではないのですが,必要以上に個人情報が使われるのは問題があり,また,クッキーが第三者に盗取される危険もあります。クッキーを受け付けない,クッキーの書き込みや読み出しのときに警告を発するようにブラウザを設定することができます。
一般に健全なサイトでは,クッキーは用いてもスパイウェアを用いることは稀です。そもそもそのようなソフトウェアはインストールするのは慎重であるべきですし,インストールするときには,使用許諾契約書を注意深く読むことが必要です。
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