Web教材一覧情報と社会

ユビキタス社会

キーワード

ユビキタス、ユビキタス技術


ユビキタス(ubiquitous)とは「(神のごとく)遍在する」という意味です。ユビキタス社会とは,どこでも,いつでも,情報機器の存在を意識せずに利用できるほど日常生活に溶け込んだ状態のことをいいます。携帯電話や情報家電などの製品でもなく,コンピュータやネットワークなどの個別技術でもなく,それらをインフラとした社会を構築する環境であると認識するのが適切です。人間と情報機器(ネットワークも含む)との共生社会であり,IT革命の目指す高度情報化社会とは,ユビキタス社会の実現であるともいえます。
 日本は最近注目されているユビキタス社会での技術の分野では,優れた技術や環境を持っています。その代表的な技術を列挙します。

組み込みソフトウェア
従来から日本は、白物家電や情報家電が進んでいました。それらの機器にマイクロプロセッサが内蔵されていますが,そのソフトウェアを組み込みソフトウェアといいます。機器の機能向上、センサーの多様化,ネットワークとの接続など、組み込みソフトウェア技術は、ユビキタス社会の発展のインフラとして、ますます重要になります。
ロボット
ロボット技術では日本が進んでいます。産業用ロボット世界合計の約半数が日本で稼動しており、最大の輸出国です。
従来は産業用が主流でしたが、今後は介護や危険作業への利用が期待されています。それに利用されるヒューマノイド型ロボット(人間の形をした2足歩行ロボット)の分野でも、日本はトップに立っています(図表)
RFID
RFID(Radio Frequency Identification)とは,RFIDタグといわれる微小な無線ICチップで,無線により情報を授受することにより,商品などを識別したり管理したりする仕組みです。RFID技術も日本は進んでいます(図表)

このように、日本は、ユビキタス技術の分野の技術力は最も進んでいるといわれています。この分野での国際競争力を維持向上させることは,日本経済の発展に大きく貢献します。それで,産学官による各種プロジェクトが進められています(図表)


理解度チェック: 正誤問題選択問題