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EAプロダクツとEA参照モデル

キーワード

EA、参照モデル、標準図表


 基本体系        参照モデル           EAプロダクツ

 政策・業務体系(BA) 業績測定参照モデル(PRM)  業務説明書
             政策・業務参照モデル(BRM) 機能構成図(DMM)
                             機能情報関連図(DFD)
                             業務流れ図(WFA)

 データ体系(DA)   データ参照モデル(DRM)   情報体系整理図(UMLクラス図)
                             実体関連ダイアグラム(ERD)
                             データ定義表

 適用処理体系(AA)  サービスコンポーネント     情報システム関連図
               参照モデル(SRM)    情報システム機能構成図

 技術体系(TA)    技術参照モデル(TRM)    ネットワーク構成図
                             ソフトウェア構成図
                             ハードウェア構成図
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 現状(AsIs)モデル
 次期モデル
 理想(ToBe)モデル

EAプロダクツ
政策・業務体系やデータ体系などを作るということは,関係者全員が共通の認識をすることでもあります。それには,共通した形式で共通した用語で文書化することが必要です。また,EAは全体的な統一を図るものですから,個々の体系に矛盾があってはなりません。それを相互チェックするためにも,標準化された文書化が必要です。そのような文書をEAプロダクツといいます。
 可視化を向上するには、図表化する必要があります。EAでは上の表に示した図法を推奨しています。
参照モデル(Reference Model)
これらを策定するのに,白紙の段階から考えるよりも,ひな形を参考にしたほうが便利でもあり安全でもあります。それを参照モデルといいます。
 EAのための参照モデルとして,
  政策業務参照モデル(BRM:BRMBusiness Reference Model)
  業績測定参照モデル(PRM:Performance Reference Model)
  データ参照モデル(DRM:Data Reference Model)
  サービスコンポーネント参照モデル(SRM:Service Component Reference Model)
  技術参照モデル(TRM:Technical Reference Model)
があります。
 また、各種文書化(図表化)を支援するツールも公表されています(http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/data/tool/2.html)。

とかくEAとはこのような文書を作ることだと誤解されることがあります。当然ながらEAは業務・システムを最適化することが目的であり,文書化はその手段に過ぎません。一般の企業もすべてこれに従う必要はありません。自社に適した文書を決定し,それを標準化すればよいのです。

参照:「EAの詳細(図表類の説明)」


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