共通フレーム、共通のものさし
共通フレームとは、情報システムの企画から開発、運用、保守、廃棄にいたるライフサイクルにおいて、それらの各プロセスをにちて、概念や用語の定義、取得者と供給者が行うべき作業を明確にすることにより、関係者が「共通の言葉」で話すための「共通のものさし」を定義したものです。
共通フレームの構成を掲げます。このうち「主ライフサイクルプロセス」での「企画・要件定義の視点」「エンジニアリングの視点」「運用の視点」の部分が、いわゆる「システム開発のライフサイクル」に相当する部分です。このように、共通フレームは、システム開発ライフサイクルを中心にして、それを取り巻く多様な業務を対象にしています。
共通フレームでは、対象を事業>業務>システム>ソフトウェアに階層化しています。特に、事業・業務の分野に拡大していることが注目されます。そして、要件定義を「システム要件定義」と「ソフトウェア要件定義」に分けるなど、「システム」と「ソフトウェア」を明確に区分しています。また、それに対応して、テスト工程を細分化しています。
共通フレームは、必ずしもシステム開発の順序を規定するものではありませんが、一般的に次のようなV字型になります。
一般的には、上の部分が利用部門(利用側)が主体になり,下の部分が情報システム部門やベンダ(提供側)が主体になります。また、「経営戦略」から「業務要件定義」の部分を「超上流工程」としていますが、この工程では特に経営者や利用部門の積極的な関与が求められます。
詳細:「共通フレーム2007」