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電気、直流回路


右図の直流回路において、t=0でスイッチを入れ、t=Toff で切り、、t=Ton でまたスイッチを入れたとき、時間tにおける電流 I、コンデンサの電荷Cの変化を図示します。

主要諸元
 固定値の諸元
  起電力   E   10v 電池(外部電源)の電圧。期間中一定
  抵抗    R   5Ω 期間中一定
  コンデンサ Cmax 10v  コンデンサの最大容量
 時刻tにおける諸元
  コンデンサ容量 C(t)
  電流      I(t)
 スイッチ操作時刻
  切断時刻    Toff 10 程度が適切
  再接続時刻   Ton  Toff+5 程度が適切
解説

充電や放電での時間的推移、時間 t の設定

t=0 のとき、電池の電位E=E0、コンデンサの電位C=0
充電が完了したときの時刻 t=Tのとき、電池の電位E=E-C、コンデンサの電位C=C0
になりますが。その間は直線的に変化するのではありません。
私は、この分野の知識がないので、勝手に次のように考えました。
電池とコンデンサの電位差によるので、指数関数になります。
  t=t における確率密度    p = λ*e(-λ*t)   コンデンサの充電速度
  区間 t=0~t の累積確率   s = 1-e(-λ*t)    tにおけるコンデンサの電位
  累積確率が p となる t の値 t = -(1/λ)log(1-p) コンデンサ指定電位になるまでの時間
取扱の都合により、p=0.99 (充電終了とみなす)の時刻 Toff を 10 程度になるようにλを設定したいのです。
  λ = -(1/t)log(1-p) = -0.1log(0.01) = 0.46
これより、コンデンサの容量をCmax, tにおける電位をC(t) とすれば
   C(t) = Cmax(1-e-0.46t)   ( )内>0,99 ならばC(t) = Cmax
となります。
 抵抗Rがあり、コンデンサの電位がC(t). 電池の電位がE(t)のときの電流 I(t) は、
   I(t) = (E - C(t)) / R
となります。

スイッチを入れたとき(t=0)

初期状態

電池E=E(一定、入力指定)
抵抗R=R(一定、入力指定)
コンデンサC(0)=0
電流I(0)=E/R (コンデンサが存在しないのと同じ)

コンデンサの充電(t ≦ Toff)

上の解説に従い、C(t) と I(t) を計算する。
C(t) = Cmax(1-e-0.46t)   ( )内>0,99 ならばC(t) = Cmax
I(t) = (E - C(t)) / R

スイッチを切断したとき(t=Toff)

初期状態

コンデンサ C(Toff)   Toff が大のとき CToff)= Cmax
電流    I(Toff) = 0  回路がつながっていない

再度スイッチが入るまで(Toff < t ≦ Ton)

初期状態のまま

再度スイッチをいれたとき(t=Ton)

初期状態

コンデンサにはこれまでの状況が保持されています。 C(Ton)= C(Toff)
電流は、最初にスイッチを入れたときはI=E/Rでしたが、今回は電源がコンデンサになるので、流れが逆方向になり、I(Ton) = -C(Ton)/Rになります。

コンデンサからの放電期間(t>Ton)

コンデンサ
Cton = C(Ton)
C(t) = Cton*(e-0.46(t-Ton))
     C(Ton) = Cton C(∞) = 0
電流
I(t) = -C(t)) / R

起電力E = V、 抵抗R = Ω、 コンデンサ容量Cmax =
スイッチ遮断時刻Toff = 観測終了時刻Ton =