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CoffeeScript文法の基本（１）変数の指定

    全般
    文字列
    数値配列の特殊指定
    仮想配列（Object配列）

ここでは、CoffeeScript の基本のキ（どころかＫ）に絞っています。詳しくは、次のサイトを参照してください。
　　 nodamushi「プログラムdeタマゴ」
　　 金子邦彦研究室「CoffeeScript の機能と文法」

全般

• コメントは、行内なら #、複数行は ### ～ ### で囲む。
• 変数定義に var, const, let などを付けてはならない。
• 式の最後の ; は省略可能
• () は、曖昧さがなければ省略可能
• for や if などのブロックは、インデント（字下げ）で指定。{ }は不可。

###
CoffeeScript文法
複数行に渡るコメントです。
###

a = 10;
b = 20      # ; は省略可能

alert("abc");
alert "def"  # () は省略可能

if x > 10
    alert x  # ブロック内部は字下げ

/*
CoffeeScript文法
複数行に渡るコメントです。
*/
var a, b;
a = 10;
b = 20; //      # ; は省略可能

alert("abc");
alert("def"); //  # () は省略可能

if (x > 10) {
  alert(x); //  # ブロック内部は字下げ
}

文字列

• b 文字列中の改行は半角スペースになります。
  b = "Hello," <br> "world" はエラーになります。
• c 複数行になる文字列は""" で囲みます。JavaScript では ` `（グレイブ・アクセント）になります。
• d 変数の値を含む連結は #{変数} とします。式でも使えます。
  JavaScript の　alert(`Hello, ${d}さん!`);　は、alert("Hello, " + d + "ＳＡＮ!");　と同じです。

a = "Hello, world!"

b = "Hello,
world!"

c = """Hello,
world!"""

d = "エリ"
alert "Hello, #{d}さん!"

var a, b, c, d;
a = "Hello, world!";

b = "Hello, world!";


c = `Hello,
world!`;

d = "エリ"
alert(`Hello, ${d}さん!`);

数値配列の特殊指定

• [a..b] 　　(i=a; i<=b; i++)　 b も含む
• [a...b]　　(i=a; i<=b; i++)　 b は含まない

ma = [1..5]
mb = [1...5]

var ma, mb;
ma = [1, 2, 3, 4, 5];
mb = [1, 2, 3, 4];

仮想配列（Object配列）

{ }（ブロック）を字下げで表現します。

学生 =
    阿部:
        学部: "文学部"
        年齢: 20

    井上:
        学部: "工学部"
        年齢: 20

var 学生;
学生 = {
  阿部: {
    学部: "文学部",
    年齢: 20
  },
  井上: {
    学部: "工学部",
    年齢: 20
  }
};