
出典:
日本経済団体連合会「産業界の求める人材像と大学教育への期待に関するアンケート結果」2011年 より加工作図
(左図)企業が大学生採用で重視する資質や能力と(右図)大学生に期待する資質や能力 (注)
調査対象:回答 日本経団連会員企業 310社、地方別経済団体加盟企業(286社)
文科系:592社、技術系・理科系:580社
調査実施:2010年
ITベンダやIT技術者に限定せず、産業界全般の一般大学生・大学院生に対する意見である。
左図
採用にあたって「主体性」「コミュニケーション能力」「実行力」などが重視されている。企業で任務を達成するには、関係者と協力して主体的に取り組むことが必要である。組織の一員として基本的な資質である。
「外国語能力」や「専門資格」などは相対的に低いが、これは産業界全般、学生全般を対象にしたからであり、特定の業種や職種に絞れば、高いランクになろう。
右図
大学教育への期待でもそれを反映しており、社会人、企業人としての基本的な能力を修得することを期待している。
技術系/理系学生に「専門知識」を期待するのは当然だが、それとともに「関連領域の基礎知識」を求めている。「T型人材」がほしいのだ。
文系学生に「論理的思考力や課題解決能力」を強く求めていることに重視。「論理的思考力=ロジカルシンキング」は、チーム作業の基本である。