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電子メールの歴史


主要年表

1961年 CTSS:TSSの実現
1964年 DTSS:最初に広まったTSS
1969年 ARPANET開始:インターネットの前身
1971年 レイ・トムリンソン、コンピュータ間での電子メールに成功
1975年 メッセージ転送プロトコル
1975年 MsgGroup:世界初のメーリングリスト
1976年 UnixにTCP/IPが組み込まれた
1976年 UUCP:最初の第3者中継
1976年 COMET:最初の商用メールソフト
1977年 ARPANET電子メール交換ガイドライン
1978年 最初のスパムメール
1979年 USENET:巨大な学術用ネットワーク
1979年 東京大学、構内での電子メール開始
1981年 sendmail:著名なメール転送エージェント
1982年 最初の絵文字
1982年 SMTP:電子メール送信・配信プロトコル
1984年 DSN導入
1984年 JUNET:日本初のインターネット
1984年 POP:電子メール受信プロトコル
1984年 SMS(short message service)
1985年 電気通信法改正、通信の自由化
1995年 Microsoft Exchange(Windows 95の標準メールソフト)
1986年 IMAP:電子メール受信プロトコル
1986年 PC-VAN:パソコン通信
1986年 まいと〜く:パソコン通信ソフト
1988年 Eudora:インターネット用メールソフト
1987年 NIFTY-Serve:パソコン通信
1992年 MIME:日本語や画像の使用
1992年 PC-VAN、NIFTY-Serve相互接続
1993年 POP3
1994年 IMAP4
1995年 Eudora日本語版(電子メールソフト)
1996年 PHSでの文字サービス開始
1996年 Becky! Internet Mail:電子メールソフト
1997年 Hotmail:Microsoftのメールサービス
1997年 Microsoft Outlookでの電子メール機能(Office97)
1997年 Yahoo!メール(フリーメールサービス)
1998年 漢字ショートメールサービス(ドコモ)
1999年 iモードメール(ドコモ):最初のキャリアメール(独自仕様)Eメール接続
2001年 Windows XP:Outlook Express
2001年 秀丸メール:電子メールソフト
2001年 MMS:SMSの機能拡張(文字数制限緩和、添付ファイルなど)
2001年 S!メール、写メール(J-PHONE):最初のMMS対応キャリアメール
2004年 Gmailβ版:Googleのフリーメールサービス
2004年 Thunderbird:Mozilla Firefox系の電子メールソフト
2006年 Gmail招待制からサインアップ制へ移行
2007年 Windows Vista:Windows Mail
2009年 Windows 7:Windows Live Mail
2009年 Gmail正式版
2009年 Google Apps for BlackBerry(Gmailの最初のスマートフォン版)
2009年 Google Apps for iPhone/Windows Mobile
2010年 Google Apps for Android
2010年 i.softbank.jp(ソフトバンクのiPhone用Gmail利用サービス)
2010年 spモード:ドコモのスマートフォン電子メールサービス
2011年 gooメール、スマートフォン版を提供
2011年 SMS事業者間接続
2011年 iMessage:iPhoneでのSMSサービス
2012年 Windows 8:Mail app
2012年 Outlook.com:Microsoftの新メールサービス


1990年代前半までの電子メール

TSSを用いた電子メール

初期のインターネット環境での電子メール

日本での初期の電子メール環境

電子メールプロトコルなどの設定

電子メールが広く使われるためには、プロトコル(決め事)の標準化が必要になる。その取り組みは初期から行われ、1980年代前半までに多くの標準化の原型ができた。

このような経過により、1990年代前半までに、現在使われいるプロトコルはほぼ整備された。

パソコン通信での電子メール

一般の人たちにインターネットが普及するようになったのは1990年代中頃であるが、それ以前にパソコン通信が普及していた(参照:「パソコン通信の歴史」)。


1990年代後半以降の電子メール

フリーメールサービス

インターネットで電子メールをするには、プロバイダに加入してメールアドレスをもらうのが通常だが、多くの無料メールサービスが出現した。

インターネット用電子メールソフト


携帯電話・スマートフォンでの電子メール

携帯電話、スマートフォンの歴史に関しては、「携帯電話の歴史」「スマートフォンの歴史」を参照されたい。
 なおここでは、従来から一般に使われているインターネットでの電子メールのことを「Eメール」ということにする。

携帯電話での電子メール

現在、携帯電話で使える電子メールには3つの種類がある。
・SMS(Short Message Service)
・キャリアメール(MMS)、iモードメール(独自仕様)やS!メール(MMS)など
・Eメール
MMSはSMSの拡張版で、通常最も利用されているのはキャリアメールである。

スマートフォンでの電子メール

米国では1990年代後半からスマートフォンが出現し(参照:「スマートフォンの歴史」)、SMSでの電子メールが用いられていた。しかし、ここでは日本でのスマートフォンに限定する。
 スマートフォンの電子メールではSMS、MMS、Eメールが使えるが、その主流はEメールである。しかし、MMSは携帯電話から継続できること、一定量まで無料になっていることが多く、未だ広く使われている。


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