産業界からの指摘、産学官連携の状況
ITの分野では大学での授業内容と企業が求める知識能力の間にミスマッチがあることが、以前から指摘されています。日本経済団体連合会は、「産学官連携による高度な情報通信人材の育成強化に向けて」(2005年)で、次のような指摘をしました。
産学官の連携が必要であることは、国も認識しています。経済産業省「大学における産学連携情報処理教育の現状に関する調査報告書」(2004年) (http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/pdf/sangakurenkei.pdf) の調査結果を示します☆。

80%以上の大学が、産学連携の必要性を認識しています。IT関連の学部の全教員に占める企業経験者の割合は20%程度ですが、大学教育と産業界のニーズのミスマッチを減少するためには、企業経験者の講師・教員の採用やスポット的な講演を増加することが重要だとされています。また、インターンシップにより、学生に実務を体験させることが必要だとされています☆。

これらを推進するために、「拠点大学構想」や「先導的IT人材育成プログラム選定校」などが進められています。拠点となる大学や大学院を選定して、産業界が教員の推薦、カリキュラムの作成、インターンシップの受入れなどの支援を行い、次第に横展開しようとするものです。
→経済産業省「産学連携のあり方について」(2006年)
(http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g61214a05j.pdf)