問1
100MIPSのCPUで動作するシステムにおいて、タイマ割込みが1ミリ秒ごとに発生し、タイマ割込み処理として1万命令が実行される。この割込み処理以外のシステムの処理性能は何MIPS相当になるか。ここで、CPU稼働率は100%であるものとする。
ア 10 イ 90 ウ 99 エ 99.9
MIPS:百万命令/秒
1秒間に1000回実行、1回に1万命令
→1秒間のタイマ割込みによる実行命令数は10百万命令
=10MIPSに相当
100-10=90MIPS
参照:「コンピュータの性能評価方法」(hs-mips)
問2
ハッシュ表の理論的な探索時間を示すグラフはどれか。ここで,シノニムは発生しないものとする。

ハッシュ表を探索するのは,ハッシュ関数で計算した値を用いる。
それで,表の大きさには無関係。
問3
3層アーキテクチャのクライアントサーバシステムで用いられるアプリケーションサーバの機能に関する記述のうち、適切なものはどれか。
アは×。クライアント(プレゼンテーション)にはプログラムを置かない
イは○。アプリケーションサーバはファンクション
ウは×。ファンクションからデータをアクセス
エは×。ファンクションで実行
参照:「LANの3層構造」(nw-3sou-kouzou)
問4
シミュレーションを用いたコンピュータシステムの性能評価に関する記述のうち、適切なものはどれか。
シミュレーション性能評価:実験的にランダムにイベントを発生させて応答時間などを調べる
アは×。計算精度と計算時間の関係はモデルにより異なる
必要な計算精度を考慮することが大切
イは○。モデルの設計が重要
ウは×。むしろ将来予測に用いる
エは×。シミュレーション≒乱数を用いる
問5
マルチプロセッサによる並列処理で得られる高速化率(単一プロセッサのときと比べた倍率)Eを、次の式によって評価する。r=0.9のアプリケーションの高速化率がr=0.3のものの3倍になるのは、プロセッサが何台のときか。
E=1/(1-r+(r/n))
ここで、
n:プロセッサの台数(1≦n)
r:対象とする処理のうち、並列化が可能な部分の割合(0≦r≦1)
とし、並列化に伴うオーバヘッドは考慮しないものとする。
ア 3 イ 4 ウ 5 エ 6
1 1
3×----------- = -----------
1-0.3+(0.3/n) 1-0.9+(0.9/n)
∴ n=6
この式を「ケンドールの式」という。
t1:1台でコンピュータで処理したときの所要時間
tn:n台でコンピュータで処理したときの所要時間
とすれば,
tn=(1-r)t1 並列処理できない部分の時間
+r(t1/n) 並列処理できる部分の時間
となる。
題意より,
E=t1/tn
=t1/{(1-r)t1+r(t1/n)}
=1/(1-r+r/n)
が得られる。
参照:「複数台数と処理速度」(hs-daisu-sokudo)
問6
ある銀行では、オンラインの勘定系システム、情報系システム及びバッチシステムを3台のコンピュータに分担させ、稼働状況により表のように運用している。
コンピュータの稼働状況 運用するシステム
3台すべて稼働 勘定系、情報系、バッチ
2台稼働、1台故障 勘定系、情報系
1台稼働、2台故障 勘定系
3台のコンピュータの稼働率がいずれもAであるとき、情報系システムの稼働率を表す式はどれか。ここで、システムの切換えなどに要する時間は無視できるものとする。
ア 1-(1-A)3 イ (1-A)3
ウ A3+A2(1-A)
エ A3+3A2(1-A)
情報系が稼働するとき
・3台すべて稼働:A3
・2台稼働、1台故障:3つの場合がある→3A2(1-A)
参照:「システムの信頼性」(hs-shinraisei)
問7
一つのグローバルIPアドレスを使って複数のホストが同時にインターネットにアクセスできるようにする仕組みを何と呼ぶか。
ア DHCP イ IPマルチキャスト ウ NAPT(IPマスカレード) エ VPN
グローバルIPアドレスの共有
NAT・・・同時に1ホスト
NAPT(IPマスカレード)・・・同時に複数ホスト
DHCP:IPアドレス設定自動化、一元管理
IPマルチキャスト:複数のホストに同時にパケットを配送
VPN:公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用
参照:「グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス」(
nw-global-private)
問8
10Mビット/秒のLANを使用し、1件のレコード長が1,000バイトの電文を1,000件連続して伝送するとき、伝送時間は何秒か。ここで、LANの伝送効率は40%とする。
ア 2 イ 8 ウ 16 エ 20
伝送量=1,000[バイト/件]×1,000[件]=1M[バイト]→8M[ビット]
伝送時間=伝送量/伝送速度=8M/(10M×0.4)=2[秒]
問9
データマイニングツールに関する記述として、最も適切なものはどれか。
マイニング→探鉱→気づかなかった法則の発見→ウが正解
→参照:「データマイニング」(kj3-datamining-x)
ア・イ・エはデータウェアハウス
→参照:「データウェアハウスの定義」(kj3-dwh-teigi)
問10
データベースのメタデータについて説明したものはどれか。
ア 集合をメンバ(インスタンス)として扱う「べき集合」
イ 属性を持つことのできる値の範囲
ウ データ管理者が管理し、DBMSには登録しない情報
エ データの定義情報を記述したデータ
アは×。べき(冪,巾)集合とは,集合の部分集合全体のつくる集合のこと
例:S={a,b,c}のとき,
べき集合P(S) = { {}, {a}, {b}, {c}, {a,b}, {b,c}, {c,a}, {a,b,c} }
イは×。これは型(タイプ)のこと
ウは×。例えば利用上の注意事項など
エは○。「メタ」とは,「超」「汎」などの意味
問11
EIP(Enterprise Information Portal)を説明したものはどれか。
ア インターネットを介して外部の利用者が企業情報にアクセスするための入り口
イ 企業内の複数のシステムを統合するために、データ変換などを行うもの
ウ 様々な社内システムを効率よく利用できるように、それへのアクセス手段をまとめたもの
エ 社員が持っているスキルやノウハウを企業内でデータベース化して管理すること
EIP:社内用ポータル。社員が便利に利用できるため、パソコンを起動したときに、よく用いる、カレンダや電子メール、基幹系システムなどへのリンク集を表示する。
アは×。これは社外用Webサイト
イは×。EAI(Enterprise Application Integration)
ウは○。
エは×。ナレッジ・マネジメント
問12
スパイラルモデルの特徴はどれか。
アは○。
イは×。エクストリームプログラミング
ウは×。ウォータフォールモデル
エは×。インクリメンタルモデル
参照:「システム開発技法」(
kj2-kaihatu-gihou)
問13
CMMIの目的はどれか。
アは×。CASEなどの開発環境
イは×。→参照:「共通フレーム2007」
(std-kyotu-frame)
ウは○。→参照:「CMM/CMMI」
(std-cmm),
「成熟度モデル」
(std-seijukudo)
エは×。「SLA/SLM」
(std-sla-gaiyou)
問14
UMLにおけるモデル表記法と開発方法論の関係のうち、適切なものはどれか。
アは×。推奨ではなく統一したもの
イは○。UMLは表記法
問15
図において,「営業状況を報告してください」という同じ指示(メッセージ)に対して,営業課長と営業担当者は異なる報告(サービス)を行っている。オブジェクト指向で,このような特性を表す用語はどれか。

ア カプセル化 イ 継承 ウ 抽象化 エ ポリモーフイズム
カプセル化:データとメソッドを一体化する
継承:スーパークラスの定義をサブクラスに継承する
抽象化:汎化のこと?
ポリモーフイズム:多相性ともいう。同じメッセージに対して異なる処理
参照:「オブジェクト指向データベース」
(db-oodb)
問16
担当者名、電話番号及び数値の3項目からなるデータの入力処理で、直前の入力を取り消すために特殊文字「/」を使用している。状態遷移図に従って入力データを処理するとき、正しく処理されるものはどれか。ここで(漢)は担当者名に用いる漢字を、(数)は数字または「-」を、△は空白を、(改)は改行を表す。

ア 山田△/1111-2222/田山△//111-3333△/1111-2222△23(改)
イ 山田△1111-2222/田山△111-3333△//1111-2222△23(改)
ウ 山田△1111-2222//田山△//111-3333△///1111-2222△23(改)
エ 山田△1111-2222△////田山△111-3333△//1111-2222△23(改)
下表のように、アとウは状態1で数字を入力しようとし、イは状態2で漢字を入力しようとするのでエラーになる。エは終了まで到達し、結果として「田山」「1111-2222」「23」が入力される。
ア イ ウ エ
開始 開始 開始 開始
山田 状態1 山田 状態1 山田 状態1 山田 状態1
△ 状態2 △ 状態2 △ 状態2 △ 状態2
/ 状態1 1111-2222 状態3 1111-2222 状態3 1111-2222 状態3
1 エラー / 状態2 / 状態2 △ 状態4
田 エラー / 状態1 / 状態3
田山 状態1 / 状態2
△ 状態2 / 状態1
/ 状態1 / 開始
/ 開始 田山 状態1
1 エラー △ 状態2
111-3333 状態3
△ 状態4
/ 状態3
/ 状態2
1111-2222 状態3
△ 状態4
23 状態5
(改) 終了
問17
フールプルーフに該当するものはどれか。
ア 更新の対象となるものをコピーして保存する。
イ 入力したデータの取消し操作を行うことができるようにする。
ウ メニュー画面上の不適切な項目しか選択できないようにする。
エ 利用者の操作内容をログとして保存する。
フールプルーフ=「バカ防止」→ウ
参照:「フェイルセーフなど」(hs-failsafe)
問18
レプリケーションが有効な対策となるものはどれか。
ア 悪意による改ざんをなくす。
イ ウイルスによるデータ破壊をなくす。
ウ 災害発生時に短時間で復旧する。
エ 操作ミスによるデータの削除を防ぐ。
レプリケーション:ファイルAのレプリカ(複製)Bがあるとき,Aの更新内容をBに伝える機能
問19
WANで結ばれたサーバを使ったグループウェアのアプリケーションとして、画像情報を含む大量のデータを定期的に更新する必要がある商品カタログシステムと、リアルタイムの更新が要求される会議室予約システムを開発している。このグループウェアには複数のサーバ間で自動的にデータベースの内容を一致させる複製機能があり、指定した時刻に更新内容を複製元のデータベースから複製先のデータベースに反映することができる。データ量とアプリケーションの運用面を考慮した、適切なデータベース配置はどれか。
商品カタログシステム:更新者は限定され、多少のタイムラグは認められる。
会議室予約システム:不特定多数が同時に予約することもある。
問20
旧システムから新システムへある時点で一斉に切り替える一斉移行に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 移行完了までの運用の負担は順次移行に比べて少ない。
イ 移行したことによって、エラーが発生しても、その影響は順次移行に比べて小さい。
ウ 開発と移行の期間は順次移行に比べて長くなる。
エ 新システムに移行した後でも、再び旧システムへ戻すことが順次移行に比べて容易である。
アは○。順次移行では、旧新の間でのデータ変化が必要
イは×。順次移行ならば、移行した部分だけに影響
ウは×。全体としては短くなる
エは×。全面戻しになる
問21
SLAの説明はどれか。
ア 開発から保守までのソフトウェアライフサイクルプロセス
イ サービスの品質に関する利用者と提供者間の合意
ウ システムの運用手法を体系化したフレームワーク
エ 製品ベンダの品質マネジメントシステムに関する国際規格
アは×。→参照「共通フレーム2007」(std-kyotu-frame)
イは○。→参照「SLA/SLM」(std-kyotu-frame)
ウは×。→参照「ITIL」(std-itil)
エは×。→参照「ISO/IEC 9126(JIS X 0129)」(std-iso9126)
問22
ソフトウェアの開発・保守工程において、リポジトリを構築する理由はどれか。
リポジトリ:記録のデータベース。変更履歴、変更内容など
アは×。作業手順とは直接の関係はない
イは×。スケジュールとは直接の関係はない
ウは○。一元管理がポイント
エは×。前半には役立つが品質分析に結びつけるのは困難
参照「ITIL」(std-itil)
問23
新システムの開発を計画している。提案された4案の中で、TCOが最小のものはどれか。ここで、このシステムは開発後、3年間使用されるものとする。
単位 百万円
A案 B案 C案 D案
ハードウェア導入費用 30 30 40 40
システム開発費用 30 50 30 40
導入教育費用 5 5 5 5
ネットワーク通信費用/年 20 20 15 15
保守費用/年 6 5 5 5
システム運用費用/年 6 4 6 4
ア A案 イ B案 ウ C案 エ D案
A案 B案 C案 D案
初期費用[百万円] 65 85 75 85
維持費用[百万円/年] 32 29 26 24
3年間維持費用[百万円] 96 87 78 72
総費用[百万円/年] 161 172 153 156
最小
問24
開発ライフサイクルモデルとして、ウォータフォールモデル、進化的モデル、スパイラルモデルの三つを考える。ソフトウェア保守は、どのモデルと採用したときに必要か。
ア ウォータフォールモデルだけ
イ ウォータフォールモデルと進化的モデルだけ
ウ ウォータフォールモデルとスパイラルモデルだけ
エ ウォータフォールモデル、進化的モデル、スパイラルモデルのすべて
進化的モデル(発展的プロトタイピング):最も重要な部分からプロトタイプを作成し、ユーザの要求を取り入れながら改良する→スパイラルモデルと似ている。
ソフトウェア保守は、どのようなモデルでも必要
・エラーが発見される
・経営環境が変化する
・ユーザの要求が高度化する
:
問25
プレゼンテーションの目的にあったグラフの使い方の記述のうち、適切なものはどれか。
ア Zグラフを利用して、一定期間の売上実績や実績傾向の分析結果を表示する。
イ 円グラフを利用して、作業予定に対する実際の進捗の度合いを表示する。
ウ 折れ線グラフを利用して、複数の評価項目に基づく製品の機能の優劣を表示する。
エ 散布図を利用して、製品に対する各社の市場占有率を表示する。
アは○。
イは×。折線グラフ
ウは×。レーダーチャート
エは×。円グラフ
参照:「グラフ」(
kj-graph-kiso)
問26
100人の送受信者が共通鍵暗号方式で、それぞれ秘密に通信を行うときに必要な共通鍵の総数はいくらか。
ア 200 イ 4,950 ウ 9,900 エ 10,000
共通鍵の「総数」はペアの鍵を1つと数える。
n人の場合の組み合わせ=n(n-1)/2
参照:「共通鍵暗号方式」
(sec-angou-kyoutu)
問27
公開鍵暗号方式の用法によって,送信者が間違いなく本人であることを受信者が確認できる鍵の組合せはどれか。
ア 送信者は自分の公開鍵で暗号化し,受信者は自分の秘密鍵で復号する。
イ 送信者は自分の秘密鍵で暗号化し,受信者は送信者の公開鍵で復号する。
ウ 送信者は受信者の公開鍵で暗号化し,受信者は自分の秘密鍵で復号する。
エ 送信者は受信者の秘密鍵で暗号化し,受信者は自分の公開鍵で復号する。
アは×。送信者公開鍵と受信者秘密鍵は無関係
イは○。送信者秘密鍵を持つのは送信者だけ
ウは×。受信者公開鍵は不特定多数が所有
エは×。受信者秘密鍵は受信者しか知らない
参照:「電子署名」
(sec-denshi-syomei)
問28
社内のセキュリティポリシで、利用者の事故に備えて秘密鍵を復元できること、およびセキュリティ管理者の不正防止のための仕組みを確立することが決められている。電子メールで公開鍵暗号方式を使用し、鍵の生成はセキュリティ部門が一括して行っている場合、秘密鍵の適切な保管方法はどれか。
ア 1人のセキュリティ管理者が、秘密鍵を暗号化して保管する。
イ 暗号化された秘密鍵の一つ一つを分割し、複数のセキュリティ管理者が分担して保管する。
ウ セキュリティ部門には、秘密鍵を一切残さず、利用者本人だけが保管する。
エ 秘密鍵の一覧表を作成して、セキュリティ部門内に限り参照できるように保管する。
アは×。セキュリティ管理者が一人だと,不正防止体制ができない。休暇のときに困る。
イは○。分割することにより、一人では不正ができない。
ウは×。鍵の生成はセキュリティ部門が一括して行うことにしている。
エは×。セキュリティ部門に漏洩する。
問29
コンピュータウィルスの検出,機能の解明,又は種類の特定をする手法について,適切な記述はどれか。
アは×。暗号化されているのでパターンマッチングできない
イは○。逆アセンブルとは,機械語のプログラムを変換してソースプログラムを得ること
これによりロジックがわかる
ウは×。動作させたのでは困る。ウイルス名はワクチン作成者が命名
エは×。ワームは独立したプログラムの(広義の)ウイルス
問30
機密ファイルが格納されていたPCの磁気ディスクを廃棄する場合、情報漏洩に備える適切な対策はどれか。
「削除」はファイル管理から外しただけで、データそのものは消去されない。
物理的に書き換える必要がある。
問31
ISMSにおけるリスク分析の方法の一つであるベースラインアプローチはどれか。
ISO/IEC TR 13335 の「第3部:ITセキュリティマネジメントのための手法」では,4つのリスクアセスメントの戦略(アプローチ)を示している。
ア:ベースラインアプローチ
エ:非形式的アプローチ
イ:詳細リスク分析
ウ:組み合わせアプローチ
問32
オプトアウトの手続きに該当するものはどれか。
アは○。オプトアウト:広告などの電子メールを受け取らないようにする
イは×。クッキーとは直接の関係はない
ウ・エは×。個人情報保護法
問33
システム開発と取引のための共通フレーム(SLCP-JCF98)の目的はどれか。
(現在、SLCP-JCF98はSLCP-JCF2007に改訂されたが、本問はこのまま通用する)
アは×。企画プロセスはISO/IECのSLCPにもある
イは○。共通フレーム→共通のものさし
ウは×。ソフトウェア管理ガイドライン(経済産業省)
エは×。ソフトウェア開発委託モデル契約(情報サービス産業協会)
参照:「共通フレーム2007」(std-kyotu-frame)
問34
文字コードに関する記述のうち、適切なものはどれか。
アは×。前半は正しい。日本語は2バイトコードだが,基本は1バイトコードであり,1バイト/2バイトの切換えに制御符号を挿入する。
イは×。EUC-JPでは最大3バイト。
ウは○。
エは×。制御符号を使わない。
参照:「データの内部表現(文字列)」(hs-naibu-moji)
問35
プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)において、投資用の資金源と位置づけられる事業はどれか。
ア 市場成長率が高く、市場占有率が高い事業
イ 市場成長率が高く、市場占有率が低い事業
ウ 市場成長率が低く、市場占有率が高い事業
エ 市場成長率が低く、市場占有率が低い事業
アは「花形」。イは「問題児」、ウは「金のなる木」、エは「負け犬」
「金のなる木」から「花形」や「問題児」に資金が動く
参照:「PPM」(
kj1-ppm)
問36
バランストスコアカードを説明したものはどれか。
アは○。
イは×。SWOT分析
ウは×。プロダクトライフサイクル
エは×。PPM
参照:「バランススコアカード」(
kj1-bsc)
問37
エンタープライズアーキテクチャを説明したものはどれか。
アは×。手法の名称不詳 BTO(Business Technology Optimization)?
またはCRM(Customer Relationship Management)?
イは○。→参照:「EAの体系」
(std-ea-taikei)
ウは×。→参照:「バランススコアカード」
(kj1-bsc)
エは×。→参照:「CMM/CMMI」
(std-cmm),
「成熟度モデル」
(std-seijukudo)
問38
ある営業部員の1日の業務活動を分析した結果は,表のとおりである。営業活動支援システムの導入によって訪問準備時間が1件あたり0.1時間短縮できる。総業務時間と1件あたりの訪問時間を変えずに,1日の訪問件数を6件にするには,「その他業務時間」を何時間節減する必要があるか。

ア 0.3 イ 0.5 ウ 0.7 エ 1.0
現行での1回の訪問に要する時間=(1.5[時間]+5[時間])/5[回]=1.3[時間/回]
これが1.2[時間/回]になり6回訪問する時間=1.2[時間/回]×6[回]=7.2[時間/回]
その差=7.2-6.5=0.7[時間/回]=「その他業務時間」短縮必要時間
問39
情報システムの全体計画立案時に策定される業務モデルはどれか。
ア 基幹系の機能とそれに必要なデータ項目を定義する。
イ 既存の情報システムとデータベースの関係を定義する。
ウ 組織の機能と帳票とを関連付ける。
エ ビジネスプロセスとデータクラスを関連付ける。
全体計画立案→個別システムではない
アは×。基幹系だけではない
イは×。既存システムだけではない
ウは×。基幹系だけではない
エは○。ビジネスプロセス=業務の流れ、データクラス=データの構造
参照:「ビジネスモデルなど」(
kj1-business-model)
問40
ソフトウェア制作費に関する会計処理のうち、適切なものはどれか。
アは×。研究開発費→費用または繰延資産
イは○。
ウは×。高額のものは無形固定資産
エは×。請負工事の会計処理に準じて処理
問41
税効果会計を説明したものはどれか。
税効果会計:会計上の収益・費用と、法人税法上の益金・損金との差異を調整する手段
税引前純利益と法人税住民税事業税を合理的に対応させる。課税所得の計算とは無関係
問42
親会社P社及び子会社S社の損益計算書と資料に基づいて、連結損益計算書を作成する場合、連結純利益は何千円か。

[資料]
・P社はS社の発行済株式の80%を保有している。
・収益及び費用について、両者間に相殺消去すべき取引はない。
ア 100,000 イ 120,000 ウ 140,000 エ 150,000
S社の80%がP社の連結に関係する。
100,000+50,000×0.8=140,000
問43
取引原価30万円のPC(耐用年数4年、残存価額は取得価額の10%とする)を丸2年間使用した後、廃棄処分し、廃棄費用2万円を現金で支払った。このときの固定資産の除却損は廃棄費用も含めて何万円か。ここで、減価償却は定額法とする。
ア 15.5 イ 16.5 ウ 17.0 エ 18.5
定額法の減価償却費=(取得原価-残存価額)/耐用年数=(30-3)/4=6.75[万円/年]
2年後の簿価=30-6.75×2=16.5[万円]
除却損=簿価+廃棄費用=16.5+2=18.5[万円]
参照:「財務・会計の基礎」(kj-kaikei-kiso)
問44
A社とB社の比較表から分かる、A社の特徴はどれか。
単位 万円
A社 B社
売上高 1000 1000
変動費 500 800
固定費 400 100
営業利益 100 100
ア 売上高の増加が大きな利益に結びつきやすい。
イ 限界利益率が低い。
ウ 損益分岐点が低い。
エ 不況時にも、売上高の減少が大きな損失に結びつかず不況抵抗力は強い。
アは○。変動費率:Aが小さい
A:500/1000=0.5。B:800/1000=0.8
イは×。限界利益率=(売上高-変動費)/売上高:Bが低い
A:(1000-500)/1000=50%
B:(1000-800)/1000=20%
ウは×。損益分岐点:Bが低い
A:400/(1-0.5)=800。B:100/(1-0.8)=500
エは×。アの逆→固定費が高いと大きな損失
参照:「財務・会計の基礎」(
kj-kaikei-kiso)
問45
次の財務情報が与えられているとき、自己資本利益率は何%か。
売上高 200,000千円
当期純利益 5,000千円
総資本回転率 2回
自己資本比率 40%
ア 2.0 イ 3.1 ウ 5.0 エ 12.5
総資本回転率=売上高/総資本
→総資本=売上高/総資本回転率=200/2=100[百万円]
自己資本比率=自己資本/総資本
→自己資本=総資本×自己資本比率=100×0.4=40[百万円]
自己資本利益率=当期純利益/自己資本=5/40=12.5%
参照:「財務・会計の基礎」(
kj-kaikei-kiso)
問46
抜き取り検査の結果、不良率が0.02以下のロットを合格とする。図のOC曲線で示される領域A~Dのうち、消費者危険を示しているものはどれか。

ア A イ B ウ C エ D
消費者危険(第1種の誤り、あわて者の誤り、α)
不合格とすべきものを合格としてしまう誤り
実際のロットの不良率が0.02より大きいのに、合格となる確率
→D
生産者危険(第2種の誤り、ぼんやり者の誤り、β)
合格とすべきものを不合格としてしまう誤り
実際のロットの不良率が0.02より小さいのに、不合格となる確率
→A
問47
PDPC(Process Decision Program Chart)法が最も有効に活用される事例はどれか。
アは×。チェックリスト
イは×。PERT
ウは×。パレート分析
エは○。
参照:「グラフ」(
kj-graph-kiso)
問48
特性要因図に関する記述として、適切なものはどれか。
アは×。PERT
イは×。管理図
ウは×。パレート図
エは○。魚の骨→特性要因図
参照:「グラフ」(
kj-graph-kiso)
問49
経営会議で来期の景気動向を議論したところ、景気は悪化する、横ばいである、好転するという三つの意見に完全に分かれてしまった。来期の投資計画について、積極的投資、継続的投資、消極的投資のいずれかに決定しなければならない。表の予想利益については意見が一致した。意思決定に関して、適切な記述はどれか。
予想利益(万円) 景気動向
悪化 横ばい 好転
積極的投資 50 150 500
投資計画 継続的投資 100 200 300
消極的投資 400 250 200
ア 混合戦略に基づく最適意思決定は、積極的投資と消極的投資である。
イ 純粋戦略に基づく最適意思決定は、積極的投資である。
ウ マクシマックス原理に基づく最適意思決定は、継続的投資である。
エ マクシミン原理に基づく最適意思決定は、消極的投資である。
マクシマックス原理:楽天家の原理=自分に好都合になる
積極的投資をすれば好転して500の利益
マクシミン(ミニマックス)原理:悲観家の原理=自分の不都合になる
積極的投資をすれば悪化 50
継続的投資をすれば悪化 100
消極的投資をすれば好転 200 最大のこれを選択
参考:「決定理論」(dm-kettei)
混合戦略,純粋戦略はゲームの理論の用語
ゲームの理論は,競争相手(本問は自然なのでゲームの理論ではない。
参考:「2人零和ゲーム」(dm-nonzero)
問50
在庫管理における費用と発注量の関係を示した図中の①、②、③、④に関する記述のうち、適切なものはどれか。ここで、年間総需要をD、1回当たりの発注費用をS、1回当たりの発注量をQ、在庫品の単価をp、在庫維持費用(年率)をiとする。

ア ①は平均在庫費用を表し、piQ で求められる。
イ ②は年間発注費用を表し、SD/p で求められる。
ウ ③は最適発注量を表し、√2SD/pi で求められる。
エ ④は総費用を表し、①×② で求められ、③のときに最小値となる。
アは×。piQ /2 (平均在庫量はQ/2)
イは×。SD/Q (単位を考えよ)
ウは○。(piQ /2)+(SD/Q)→最小
エは×。①+②
参照:「経済的発注量の概要」(
zk-gaiyou)
問51
インターネットを利用した企業間取引において、取引データをそのまま起票したり、社内文書に変換したりすることが容易にできるマーク付け言語はどれか。
ア HTML イ SGML ウ UML エ XML
HTML:Webページ作成マークアップ言語
SGML:一般的な文書のマークアップ言語
UML:システム設計用標準図表、オブジェクト指向
XML:HTMLの拡張、オンラインデータ互換に活用
参照:「マークアップ言語」(nw-markup-language)、
「XMLの例」(nw-xml-rei)
問52
インタラクティブ送信における著作権に関する記述のうち,適切なものはどれか。
インタラクティブ送信→自動公衆送信
Web上に載せたものは出版と同じ
参照:「著作権の体系」
(std-chosakuken-taikei)
問53
特許権と著作権の比較に関する記述のうち、適切なものはどれか。
アは×。一般的にはプログラム言語や規約はどちらでも保護対象にならない
解法も同様だが、特許になった例もある(カーマーカー法)
イは○。先願制度
ウは×。プログラム著作物は作成時に自動的に権利が生じる
プログラム登録制度は権利発生とは無関係
エは×。著作権法も目的は文化の発展への寄与
参照:「特許法」(
std-tokkyohou)
問54
意匠法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 形状のデザインが美しいPCは、意匠として登録できる。
イ 新機能を持ったPCは、意匠として登録できる。
ウ 美術品としてのコンピュータグラフィックス作品は、意匠として登録できる。
エ 模倣でなければ、登録済みのものと類似の意匠を使うことができる。
意匠法第1条「この法律は、意匠の保護及び利用を図ることにより、意匠の創作を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする」
工業上利用できる物品の形状、模様、色彩などの視覚を通じて生じる美感が対象
アは○。
イは×。機能そのものは対象外→特許法
ウは×。工業製品であり芸術品は対象外→著作権法
エは×。これを禁じるのが意匠法
問55
メーカのA社は,A社が設計しB社がコーディングしたソフトウェアをROMに組み込み,そのROMを部品とした製品Xを製造し,販売会社であるC社に卸している。C社は,この製品Xに「製造元A社」と表示し,一般消費者に販売した。ある消費者が購入した製品Xを使用したところ,ROMに組み込まれたソフトウェアの欠陥によってけがをした。原因はソフトウェアの設計ミスであった。製造物責任法(PL法)上,製造物責任を問われる企業はどれか。
ア A イ AとB ウ AとC エ AとBとC
製造物責任法では,製造者(A)の責任を定めている